障子の張替えで楽しむデザイン｜人気障子紙の種類と選び方｜建具の張替えならココ！

和室の印象を大きく左右する障子。最近は「ただ張り替える」だけでなく、デザインを楽しむ張替えが注目されています。暮らしの中で、こんなことを考えたことはありませんか？

和室をもっとおしゃれに見せたい
洋室にも合う障子のデザインを取り入れたい
張替えのときに、どんな障子紙を選べばいいか迷っている

障子紙には、和紙柄やカラータイプ、格子デザインなど多彩な種類があります。上手に選ぶことで、和室はもちろん洋室やモダンな空間にも調和し、暮らしの雰囲気を格上げできるのが魅力です。
本記事では、人気の障子デザインや選び方のポイントをわかりやすく解説。リフォームや模様替えを検討中の方に、空間を彩るアイデアをご紹介します。

障子の張替えをご検討中の方へ

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障子張替えで部屋がおしゃれになる理由

障子は光を透かし、和室を柔らかく包み込む役割を持っています。新しく張り替えることで清潔感が戻るだけでなく、部屋全体の雰囲気を大きく変える効果があります。特に古くなった障子紙をそのままにしておくと暗さや古びた印象を与えてしまいがちです。張替えは、そんな空間をすぐにリフレッシュする手軽な方法といえるでしょう。

おしゃれに見える要素としては、以下のような点が挙げられます。

光の広がりが変わり、明るく整った空間になる
清潔感が高まり、来客にも好印象を与えられる
模様替えやリフォームほど手間をかけずに雰囲気を変えられる

障子の張替えは、暮らしの中で気軽に取り入れられる「デザイン改善」のひとつです。大がかりなリフォームに比べて低コストで効果が見込めるため、和室を含む住まいをおしゃれに整えたい方にとって、非常に取り入れやすい方法といえるでしょう。

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おしゃれに見せる障子紙デザインの種類

障子張替えで空間の雰囲気を大きく変えたいとき、まず注目したいのが障子紙のデザインです。従来の白い無地紙に加え、近年は多彩な種類が登場し、和室だけでなく洋室や店舗にも取り入れやすくなっています。ここでは代表的なデザインタイプを整理します。

和紙柄・伝統文様を活かす

もっとも身近なのは、和紙の風合いや伝統的な文様をあしらったデザイン障子紙です。麻の葉、市松、七宝など、日本ならではの模様が印刷されているタイプは、落ち着きのある空間を演出できます。

特徴：やさしい透け感と、和の雰囲気を強調できる
適した空間：和室、茶室、旅館、来客を迎える部屋
注意点：柄が大きすぎると圧迫感が出るため、部屋の広さに合わせた選び方が必要

伝統文様を活かす障子紙は、和風建築との相性が良く、古い家屋をリフォームする際にも自然に馴染みます。

カラー障子紙でモダンに

従来の白い障子紙から大きく印象を変えるのが、カラー障子紙です。淡いブルーやグレー、ベージュなどを取り入れると、モダンなインテリアにも違和感なく溶け込みます。

特徴：光の透け方が色によって変化し、独特の雰囲気をつくれる
適した空間：リビング、洋室、モダンな和洋折衷住宅
注意点：色が濃いと採光が弱まり部屋が暗く見えることもある

カラー障子紙は、壁紙や家具の色とコーディネートすれば、全体の統一感を高めることができます。

格子パターンや組子風でアクセント

障子紙だけでなく、桟のデザイン（格子パターン）を変えることで印象を大きく変える方法もあります。縦横の桟を細かく配置して組子風に仕上げれば、立体感のあるアクセントに。逆にシンプルな大格子にすれば、モダンで開放的な雰囲気を演出できます。

特徴：桟そのものがデザイン要素となり、光と影のコントラストが際立つ
適した空間：和モダン住宅、店舗、ギャラリー空間
注意点：桟が多いと掃除が大変になる場合がある

組子風の格子デザインは、伝統美を感じさせつつも現代的なアクセントとしても人気です。

【比較表】

デザイン種類	特徴	適した空間	注意点
和紙柄・伝統文様	落ち着いた雰囲気、和の趣を強調	和室、茶室、来客用の部屋	柄が大きいと圧迫感が出る
カラー障子紙	色で印象を変えられる、モダンな雰囲気	リビング、洋室、現代的な住宅	濃色は光を遮りやすい
格子パターン・組子風	光と影のコントラスト、立体的	和モダン住宅、ギャラリー空間	桟が多いと掃除が大変

空間に合わせた障子デザイン活用法

障子張替えでデザインを楽しむときは、空間の特徴に合った障子紙や桟の組み合わせを考えることが大切です。和室をモダンに整える方法と、洋室に障子を取り入れる工夫をそれぞれ見ていきましょう。

和モダンに仕上げるコツ

和室を現代的に見せるには、伝統の良さを残しつつシンプルさや直線美を取り入れることがポイントです。

和紙柄・伝統文様：麻の葉や七宝などの文様入り障子紙は、クラシカルで落ち着いた印象を与えながら、モダンな要素と調和します。
淡いカラー障子紙：ベージュやグレーを選べば畳や木材との相性が良く、和室全体を柔らかく引き締めてくれます。
格子パターンや組子風：桟を細かく組み合わせることで、光と影が織りなす立体的な表情が生まれます。シンプルな障子紙と合わせると、余計な装飾をせずにモダンな空間を演出可能です。

例えば、伝統文様入りの障子紙に細かい格子を組み合わせれば、ホテルの客室のような上質さが漂います。反対に大格子と無地カラーを合わせると、開放感のあるスタイリッシュな雰囲気に。障子紙と桟の組み合わせ方ひとつで、和室の印象は大きく変化します。

洋室に取り入れるデザイン

洋室に障子を取り入れるときは、洋風の素材や色合いに調和させる工夫が必要です。

カラー障子紙：グレーやホワイトを選べば、壁紙やフローリングの色調と自然に馴染みます。
大格子デザイン：シンプルな格子は窓枠や建具の直線ラインと一体感を出し、洋風インテリアに違和感なく溶け込みます。
半透明素材：カーテンよりも光を柔らかく広げ、リビングや書斎を明るく演出できます。

例えば、ホワイトの障子紙に大格子を合わせると、フローリングや白壁と調和し、すっきりとした洋モダンな印象を演出できます。
また、リビングの掃き出し窓にベージュの障子紙を用い、ダークブラウンの家具と組み合わせれば、温かみのある落ち着いた洋室に仕上がります。

このように、洋室に障子を加えることで「和の柔らかさ」と「洋の洗練」を両立させ、暮らしの空間を心地よく彩ることができます。

【比較表】

空間タイプ	合う障子紙の選び方	ポイント
和モダン	和紙柄、伝統文様、淡いカラー、組子風格子	和の趣を残しつつモダン要素を追加
洋室	無地カラー（グレー・ホワイト）、大格子、半透明素材	シンプルで直線的、フローリングと調和

デザイン障子紙を選ぶときの注意点

障子紙のデザインは種類が豊富で魅力的ですが、見た目だけで選んでしまうと「光が入らず部屋が暗い」「すぐに破れてしまった」などの失敗につながることもあります。おしゃれさと実用性の両方を満たすためには、事前にいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

部屋に合ったサイズと光の透け感を確認する

デザイン障子紙を選ぶときは、まず部屋に合ったサイズと光の透過性を確認しましょう。

サイズの確認：障子枠の規格に合うかどうかを必ず確認することが重要です。市販の障子紙は標準サイズ（約90×180cm）が多いですが、大型や特注枠ではカットやオーダーが必要になる場合があります。サイズが合わないと張替えが難しく、仕上がりの美しさにも影響します。
光の透け感：白い無地の障子紙は光をよく通し、部屋を明るく見せます。一方でカラー障子紙や柄入りタイプは透過性が弱まり、落ち着いた雰囲気をつくることができます。リビングを明るく保ちたいなら透過性の高いものを、寝室や書斎で落ち着きを出したいなら透け感の少ないものを選ぶのがおすすめです。

部屋の用途と雰囲気に合わせて透過性を選ぶことが、空間全体の完成度を高めるポイントになります。

家庭環境と施工方法に合わせた素材選び

デザイン障子紙は、家庭の状況や施工方法との相性も考慮して選ぶことが大切です。

耐久性の確認：薄手の和紙柄は上品な印象を与えますが、破れやすいという弱点もあります。小さなお子さんやペットがいる家庭では、強化和紙やプラスチック加工された障子紙など、丈夫な素材を選ぶと安心です。
DIYと業者依頼の判断：シンプルな無地や淡いカラーの障子紙は比較的DIYでも貼りやすいですが、柄入りや厚みのある素材はシワが出やすく難易度が上がります。大格子や組子風など複雑な桟に合わせる場合も、プロに任せた方が仕上がりが美しく長持ちします。

おしゃれなデザインを選んでも、生活環境に合っていなければすぐに傷んでしまったり、施工に失敗して見栄えが損なわれたりする可能性があります。素材と施工方法を家庭環境に合わせることが、満足度の高い張替えにつながります。

【比較表】

注意点	ポイント	選び方のヒント
サイズ	障子枠に合うかを必ず確認	大型・特注枠は業者依頼が安心
光の透過性	部屋の明るさに直結	明るさ重視なら白無地、落ち着き重視ならカラー・柄
耐久性	家庭環境によって変動	子ども・ペットがいるなら強化紙やプラスチック紙
施工方法	DIYか業者依頼か	柄物・厚手は業者依頼で美しい仕上がり