うっかりぶつけて破れてしまった襖、小さな穴が気になる…
そんなとき、どう対応すればいいのか悩んでいませんか?
本記事では、自分でできる簡単な襖の補修方法と、業者に依頼したほうがよいケースの見極め方をわかりやすく解説します。破れの範囲や状態によって対応が異なるため、正しく判断して、快適な和室を保ちましょう。
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襖が破れたときの正しい対処法とは
襖に穴が空いたり、紙が破れてしまったとき、まずは状態を冷静に見極めることが大切です。破れの範囲や場所、紙の劣化具合によって、補修で済ませられるのか、張り替えが必要なのか判断が分かれます。ここでは、その基準をわかりやすく整理します。
破れを放置するとどうなる?
襖の破れや剥がれを放置すると、見た目の問題だけでなく、次のようなリスクがあります。
- 破れが広がってしまう
開閉時の風圧やちょっとした接触によって、破れは徐々に拡大します。 - 内部のベニヤや芯材が劣化する
穴や裂け目から湿気やホコリが入り込み、下地が腐食したり、虫の侵入経路となることがあります。 - ダニやカビが発生するリスクも
湿気がこもりやすくなり、ダニの温床やカビの発生につながる可能性があります。特に小さなお子様やペットがいる家庭では衛生面の影響も無視できません。
こうした事態を防ぐためにも、小さな破れでも「破れたらすぐ対処」が基本です。
補修と張替えの判断基準
破れた襖に対して補修で済むか、それとも張替えが必要かを見極めるためには、次のポイントをチェックしましょう。
- 破れの大きさ
5cm未満の小さな破れや擦れであれば補修シールなどで対応可能です。10cm以上になると目立ちやすく、補修しても不自然になりやすいため張替えをおすすめします。 - 破れの場所
目線の高さや引き手の近くなど、使用頻度が高く視線が集中しやすい場所の破れは、補修跡が目立ちやすくなります。 - 襖紙の全体的な劣化
黄ばみやシワ、紙の浮きなどが全体に見られる場合は、部分補修ではかえって周囲と色味が合わず、全面張替えの方が見栄えも良く、長持ちします。 - 素材の種類による補修のしやすさ
和紙や新鳥の子は比較的補修跡が目立ちにくい一方、ビニール素材は接着性が弱く補修が難しい傾向があります。素材ごとの性質も判断のポイントとなります。
無理に補修しようとして見た目が悪くなってしまうケースも多いため、“目立たない・広がらない・素材に合っている”の3点がそろっているかを目安に判断すると良いでしょう。
なお、補修の際に慌ててセロハンテープやガムテープを使うと、襖紙が変色したり、剥がす際に破損することがあります。補修には専用のりや補修シールなど、素材に適したものを選びましょう。
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DIYでできる!襖の補修方法と道具
小さな襖の破れや穴であれば、自宅にある道具や市販の補修グッズを使って、DIYで簡単に修復することが可能です。ここでは、必要な道具と具体的な手順、そして失敗しないためのポイントをわかりやすく紹介します。
補修に使える道具・素材はこれ
襖の補修に必要な道具は、ホームセンターや100円ショップでも揃えることができます。以下のようなものがあると便利です。
- 補修用シール(襖紙風のデザイン):
貼るだけで目立たなくなる専用パッチ。破れの上に重ねて使います。 - 透明補修フィルム:
穴や破れの進行を一時的に防ぐ応急処置に最適です。 - 和紙・厚紙・白ハガキなど:
裏側から貼って補強する素材として使えます。 - のり・両面テープ:
固定用。スティックのりや一般的なテープでも代用可能ですが、長期的に安定させたい場合は襖紙専用のりがおすすめです。 - カッター・定規・マスキングテープ:
素材のカットや補修箇所の固定に使用します。
これらの道具は500〜1,000円程度で購入できるため、費用をかけずに応急処置ができます。
貼るだけ簡単!補修のやり方と注意点
補修作業は、以下の手順に沿って行うときれいに仕上がります。
- 破れのまわりを整える
めくれた紙を戻し、ささくれや破片がある場合はカットして平らにします。 - 補修素材を用意する
補修部分は、破れよりも少し大きめにカットします。柄つきの襖紙の場合は、模様の流れに合わせて直線的に切ると目立ちにくくなります。 - 裏から補強する(必要に応じて)
透明フィルムや和紙などを内側から貼って強度を高めると、補修の持ちもよくなります。 - 表から貼り付ける
シールや紙を丁寧に貼り、定規やローラーで空気を抜くようにしっかり密着させましょう。
補修の際は、次の点に注意してください。
- 色味や柄の違いがあると補修跡が目立つことがあります。可能な限り襖に近い色・柄を選ぶようにしましょう。
- のりの塗りムラやテープのズレによって浮きやシワが発生することがあるため、貼り直しがしやすい位置で一度試すのがおすすめです。
このように、破れが小さければ手軽に対応できますが、補修が目立ちすぎる場合や、仕上がりが気になる場合は無理をせずプロに相談するのも一つの選択肢です。
プロに任せるべき襖の状態とその判断軸
破れの程度によっては、自分で直すよりもプロに任せた方が安心です。補修では対応しきれない症状や、見た目や耐久性にこだわる場合には、専門業者の力を借りることで長く快適に使えます。
ここでは、DIYでは難しいケースやプロ依頼のメリットを具体的に紹介します。
DIYで直しきれない症状とは
次のような状態に当てはまる場合は、DIYでは対応が難しく、かえって仕上がりが悪くなる可能性があります。
- 破れが10cm以上あり、紙の奥の下地(ベニヤ)が見えている
広範囲の破損はシールや和紙ではカバーしきれず、補修しても不自然に目立ってしまいます。 - 複数箇所が破れている、または全体的に紙が劣化している
全体に黄ばみやシワ、浮きがある場合は、部分的な補修ではかえって古さが目立つため、張替えをおすすめします。 - 枠や骨組みにゆがみやたわみがある
たとえば「襖の開け閉めがスムーズでない」「片側だけ引っかかる」といった症状は、骨組みのゆがみや中芯の傷みによるものです。これらは補修では対応できません。 - 襖紙の素材がビニールなど補修が難しいタイプ
ビニール素材はのりが付きにくく、補修テープが剥がれやすいため、補修自体が困難なケースがあります。
このような症状がある場合は、無理に自力で直そうとせず、専門の張替え業者に相談するほうが結果的に満足度も高く、コスト面でも合理的です。
プロ依頼のメリットと費用感
業者に張替えを依頼するメリットは次の通りです。
- 仕上がりの美しさと耐久性の高さ
のりの塗布、圧着、乾燥まで丁寧に作業されるため、見た目にも美しく長持ちします。 - 枠や下地の補修も一括で対応
破れだけでなく、下地や骨組みに不具合があっても一緒に直してもらえるのが安心です。 - 素材の選択肢が豊富
和紙や織物調、新鳥の子など、用途や雰囲気に合わせた素材が選べます。 - 家具の移動や引き取りにも対応(※業者により対応に違いあり。事前確認が必要)
張替えの際に家具の移動を代行してくれる業者もあり、手間がかかりません。
料金の目安は以下の通りです(片面・1枚あたり/税込)
襖紙のグレード | 費用相場 |
並品(無地) | 約1,500〜2,500円 |
中級品(模様入り) | 約2,800〜4,500円 |
高級品(織物調など) | 約5,000〜10,000円以上 |
これに作業費や出張費が加わり、1枚あたり3,500〜7,500円前後が相場となります。枠や芯の補修が必要な場合は、別途1,000〜2,000円の費用が加算されることもあります。
仕上がりの質や耐久性を重視するなら、専門業者への依頼は費用に見合う価値があります。特に来客のある和室や、賃貸物件の原状回復時にはおすすめです。
まとめ
襖の破れや小さな穴は、補修用シールや和紙などを使えば、自宅でも手軽に直せる場合があります。ただし、破れが大きい・複数箇所に及ぶ・枠がゆがんでいるといった症状がある場合は、無理にDIYで対応せず、専門業者に任せるのが安心です。
プロに依頼すれば、仕上がりの美しさや耐久性、機能性までトータルで整えることができます。状態に合った正しい対処を選ぶことで、和室の快適さと美観を長く保つことができます。
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