網戸の破れやたるみは、見た目だけでなく機能面でも問題を引き起こします。虫の侵入や通気性の低下を防ぐためにも、適切なタイミングでの張替えが大切です。
本記事では、平成10年創業以来、自社施工で網戸張替えを提供してきた専門業者「あたらし」の監修のもと、初心者でも簡単にできるDIYの方法や必要な道具、コツを解説。あわせて、プロに依頼すべきケースや費用感についても紹介します。
網戸の張替えは、自分でできる部分と専門業者に任せた方が良い場合があります。仕上がりや耐久性を重視するなら、信頼と実績のある株式会社あたらしに相談してみてください!
網戸の張替え前に知っておきたい基本情報
網戸の張替えは、適切なタイミングと準備が成功のカギを握ります。破れやたるみがある網戸を放置していると、虫の侵入や風通しの悪化といった問題が起こるため、定期的な見直しが必要です。
また、DIYでの対応が可能なケースと業者に依頼したほうがよいケースを見極めることも重要です。ここでは、張替え前に知っておきたい基礎知識をご紹介します。
網戸張替えが必要になる主な症状
網戸の劣化は見た目だけでなく、室内環境や衛生面にも影響を及ぼします。以下のような症状が見られる場合は、張替えを検討しましょう。
- 破れや穴あきが目立つ(虫が侵入しやすくなる)
- たるみや歪みがある(網がピンと張れておらず見栄えが悪い)
- ゴムの劣化により網が外れかけている
- 長年使っていて、汚れや黄ばみが落ちにくい
これらの症状がある場合、張替えによって快適性と清潔感を取り戻すことができます。
DIYと業者依頼、それぞれのメリット・デメリット
網戸の張替えはDIYでも可能ですが、仕上がりや手間、コストの観点で選択が分かれます。
比較項目 | DIY | 業者依頼 |
メリット | ・費用が抑えられる ・自分のペースで作業できる | ・仕上がりがきれい ・手間がかからない |
デメリット | ・仕上がりにムラが出る可能性あり ・専用工具が必要 | ・コストがやや高め ・予約や日程調整が必要 |
初心者でも張替えは可能ですが、きれいな仕上がりを求める場合や複数枚の張替えが必要なときは、プロに依頼するのが安心です。
作業前に確認すべきサッシや枠の状態
張替え前には、網戸のサッシや枠に不具合がないかをチェックすることが大切です。以下の点を確認しましょう。
- サッシの歪みやがたつきがないか
- 網押さえゴムを入れる溝の破損や劣化がないか
- レールの滑り具合(スムーズに開閉できるか)
※ホームセンターで自分で張替える場合は、1枚あたり1,500~2,500円程度。業者依頼では、1枚あたり3,000円〜6,000円が相場です(網の種類やサイズによる)。
枠やサッシに問題があると、せっかく張り替えてもうまくはまらない・たるみが出るなどのトラブルが起きやすくなります。必要に応じて、部品の交換や調整も検討しましょう。
『あたらし』では、関西エリア全域で網戸・襖・障子の張替えに対応。現地見積もり無料、1枚からでも対応可能なので、まずはお気軽にご相談ください。
DIYでできる網戸張替えの準備と道具
網戸張替えに挑戦するなら、まずは正しい準備が必要です。適切な道具をそろえ、網やゴムの選び方を理解することで、失敗のリスクをぐっと減らせます。このセクションでは、初心者でも安心して張替え作業が始められるよう、準備段階で押さえておきたいポイントを解説します。
張替えに必要な基本道具と購入場所
DIYで網戸の張替えを行うには、以下の道具を用意する必要があります。
- 網(ネット):用途や網目サイズに応じたものを選ぶ
- 網押さえゴム:既存のゴムと同じ太さを確認
- 専用ローラー(網押さえローラー):ゴムを押し込むのに使用
- カッター(またははさみ):余分な網をカット
- クリップまたは洗濯バサミ:仮止め用
- マイナスドライバー:古いゴムの取り外しに便利
これらの道具は、ホームセンターや通販サイトで手軽に購入可能です。最近では初心者向けに「網戸張替えセット」として道具一式が販売されていることも多く、必要なものをまとめて揃えられます。
ネットや網押さえゴムの選び方とサイズ確認のコツ
張替えの成功は、適切なサイズ選びと素材の選定にかかっています。以下の点を押さえて選びましょう。
- 網のサイズ(メッシュ数):18~30メッシュが一般的。虫よけ重視なら細かい網目を選ぶ
- カラーの選び方:グレーは視界が自然、ブラックは外がよく見える特徴があります
- 素材:ポリプロピレン製は軽くて扱いやすく、ガラス繊維入りは丈夫で長持ち
網押さえゴムは太さ(3.5mm・4.5mmなど)を必ず確認しましょう。古いゴムを取り外して、同じサイズを選ぶのが確実です。
溝が劣化している場合は、ゴムがうまくはまらないこともあるので注意が必要です。
初心者が失敗しないための事前チェックポイント
作業前のひと工夫が、仕上がりを大きく左右します。以下のチェックを行い、スムーズな作業と美しい仕上がりを目指しましょう。
- 網戸のサイズを測定し、適切なサイズの網を用意しておく
- 張替えを行う場所は平らな床の上や作業台が理想
- 使用する道具の準備漏れがないか再確認
- 作業時間に余裕を持つ(慣れていても1枚30分程度は必要)
初心者がやりがちな失敗として、網をピンと張れない、カットが雑になる、ゴムが浮いてしまうといった点が挙げられます。事前に確認と準備をしっかり行うことで、失敗のリスクを減らすことができます。
実践!網戸の張替え手順とコツ
道具と材料が揃ったら、いよいよ実際の張替え作業に入ります。ここでは、初心者でも失敗しにくい張替えの基本手順と、きれいに仕上げるためのコツを詳しく解説します。
しっかり準備をして落ち着いて作業すれば、満足のいく仕上がりが目指せます。
古い網の外し方と溝・枠の掃除方法
まずは古い網を外す作業からスタートします。
- マイナスドライバーやキリなどで、網押さえゴムの端を引き上げて取り外す
- ゴムを取り外したら、古い網を丁寧に取り除く
- 網の押さえ溝にはホコリやゴミが溜まりやすいので、掃除機や柔らかいブラシでしっかり清掃
- 溝が劣化している場合は、目立つ傷や変形がないか確認しておく
※溝の掃除を怠ると、網押さえゴムがしっかり固定されず、仕上がりが悪くなる原因になります。
新しいネットの張り方とたるみ防止テクニック
張替え作業の中でもっとも重要なのが、新しいネットの張り込みです。
- 網戸の枠よりも少し大きめにカットしたネットを用意
- ネットを枠に仮止めするために、クリップや洗濯バサミで四隅を軽く固定
- ローラーを使いながら、中央から外側に向かって順にゴムを押し込んでいく
- 途中でネットがずれないように、張り具合をこまめに確認しながら作業

たるみを防ぐコツは、対角線を意識しながら順に押し込むことです。特に最後の1辺を仕上げる際に、強く引っ張りすぎるとネットが斜めになってしまうので、バランスを見ながら調整してください。
網押さえゴムの固定と余分な部分のカット方法
ゴムの押し込みが完了したら、余分なネットのカット作業に移ります。
- カッターの刃を枠に沿わせながら、網の外側を切り取る
- ゴムがしっかり押し込まれていない部分がないか、全体を再確認
- 最後にゴムが浮いていないか、押さえ直して仕上げる
カッターを使う際は、刃を立てすぎず、網を軽く引っ張りながらカットするときれいに切れます。切り残しがあると、見た目だけでなく網の劣化にもつながるので丁寧に作業しましょう。
こんな時はプロに依頼すべき!判断ポイント
網戸の張替えはDIYでも可能ですが、すべてのケースに対応できるとは限りません。ここでは、プロに依頼したほうが良いケースや、費用感、業者選びのポイントまでを解説します。
無理に自分で対応して失敗する前に、状況に合った適切な判断が重要です。
自分では難しいケースとは?(破損・特殊サイズなど)
以下のようなケースでは、DIYでは対応が難しく、プロに依頼するのが無難です。
- 枠やサッシが変形・破損している
⇒ ネットを張り替えてもフレーム自体が歪んでいるときれいに張れません。 - 網戸のサイズが非常に大きい・特殊形状
⇒ 一人で作業するには危険が伴い、たるみやズレも起きやすくなります。 - 防火仕様・ペット対応など高機能な専用素材を使用する場合
⇒ 専門知識が必要となり、扱いを間違えると機能を損ねる可能性があります。 - 網戸の枚数が多く、時間や労力がかかるとき
⇒ 効率的に短時間で仕上げたいならプロに依頼する方が得策です。
プロに依頼する場合の費用相場と対応内容
プロによる網戸張替えの費用相場は以下の通りです(サイズや素材により変動します)。
網戸のサイズ | 一般的な張替え料金(1枚あたり) |
小サイズ(腰高) | 約2,000〜3,000円/枚 |
中サイズ(掃き出し窓) | 約3,000〜4,500円/枚 |
大サイズ(特注サイズ) | 約5,000〜7,000円/枚 |
対応内容には以下が含まれます。
- 現地訪問・採寸
- ネットやゴムの素材選定と準備
- 既存の網戸の取り外し・清掃
- 張替え作業とチェック、再設置
- 不具合時のアフターサービス対応(業者による)
素材や機能性の違いによって追加料金がかかる場合もありますが、美しく、耐久性の高い仕上がりが期待できます。
信頼できる業者の選び方とチェックリスト
網戸張替えを業者に任せる場合は、以下の点をチェックしましょう。
- 料金が明確に提示されているか(見積り無料か)
- 施工実績が豊富であるか
- 口コミ・レビューの評価が高いか
- 自社施工かどうか(中間マージンが発生しない)
- アフター対応や保証の有無
以下のような点を確認することで、信頼性の高い業者選びにつながります。
チェックリスト
- 見積もりが丁寧で明確だった
- 使用する素材や道具の説明があった
- スタッフの対応が親切だった
- スケジュールや納期がはっきりしていた
- トラブル対応の実績があるか確認できた
不安を感じたら複数社に相見積もりを取ることも重要です。安さだけでなく、サービスの質も総合的に判断しましょう。
まとめ
網戸の張替えは、住まいの快適さと衛生環境を保つために欠かせないメンテナンスの一つです。網の破れやたるみは見た目の印象を損ねるだけでなく、虫の侵入や通気性の低下にもつながります。
DIYによる張替えは、手順と道具をしっかり準備すれば初心者でも取り組みやすく、費用も抑えられるのがメリットです。ただし、特殊サイズやサッシの劣化など難しいケースでは、プロに任せるのが安心です。
また、張替え後の掃除や点検を習慣化することで、網戸の美しさと機能を長く保てます。網戸の張替えを通して、毎日の暮らしがより快適で衛生的になることを願っています。
網戸の張替えに不安がある方や、仕上がりにこだわりたい方はプロの手に任せるのも一つの手段です。私たち「あたらし」では、迅速・丁寧な網戸張替えサービスを提供しています。
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